本来エコバッグって。：日々余計な事を思ふ。：SSブログ

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本来エコバッグって。　[日常のカケラ] [編集]

随分ご無沙汰してます。
ブログに回帰したいって思ってるんですが、
なかなか思うようにいかずな毎日です。
だいたい、このブログを継続して読んでるひとなんて
いないわけで。
読者登録してくれている貴重なお一方に向けての
文面と化しています。
大半の偶然通りかかった方、お越し頂きありがとうございます。

で、久々に戻ってきて何だ？ってわけなんですけど、
久々に書く内容は、
あの巷を騒がすエコバッグ騒動についてです。
もちろん蚊帳の外から見てる意見です。
蚊帳の中の方は以下ご遠慮ください。

アニヤ・ハインドマーチ。

数年前、写真転写バッグ“Be a Bag”で一気に名が知れ渡ったあの店。
たしかに愛犬の写真の転写とかして、
ちょっとした流行モノになりましたが、その後
それほど（爆発的な）ヒット商品は出ず、
好きなひとは好きっていうブランドでした。

それがですよ。
エコバッグで大騒動ですよ。

商品写真見ました。
カワイイです。
バッグ自体とても魅力的だと思います。
エコバッグブームだといわれても
なかなかデザインが優れたエコバッグって見かけませんしね。
テレビのエコバッグ特集でも、
アナウンサーやタレントがカワイイって紹介するバッグって、
ワタシから見て、
「えっ？そうか？？カワイイか？」
ってものが多かったですから。

このバッグの目的
*********下記、アニヤ・ハインドマーチＨＰより抜粋*********************
『I'm Not A Plastic Bag 』について

たとえば、1 年間に世界中で消費される“レジ袋（プラスティック・バッグ）”は、5,000 億枚とも1 兆枚ともいわれ、これが環境にダメージを与えていることはよく言われるとおりです。

ショッピングのたびに発生するレジ袋の消費を抑制できるように……
アニヤ・ハインドマーチは、再利用が可能な、それでいてちょっぴりおしゃれなバッグをリリースすることで、こうした動きに協力すべく、新たなプロジェクトをスタートさせました。

きっかけは、英国で活動を行っている『We Are What We Do 』という非営利団体とのコラボレーションでした。
彼らの活動は、“世の中を少しずつよくするために、日々できることからはじめよう”といった主旨で、さまざまな人の参加を呼びかけるものですが、アニヤは、バッグ・デザイナーとして参加することになったのです。

このプロジェクトは、レジ袋の消費量を削減するために“できることからやってみよう”という考えに立つものであり、そのためにバッグの価格も可能な限り低く抑え、できるだけ多くの人の手に渡るよう運営されています。そのため、数量はできるだけ多くご用意させていただきますが、売り切れの際にはご容赦ください。

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エコに興味なくても、エコバッグが可愛かったら、
そこから小さなエコを始めてもらえるかも…。
そんなステキな願いを実現させる為の第一歩だったはずです。

持続可能なエコを目指すワタシとしては、
このアニヤさんの活動、とてもステキだと思うんです。

でも、このステキな志、今回は失敗としか思えません。
何が失敗だったかと考えてみました。

・数に限りがあること
・ひとり２点まで購入可能だということ
・オシャレ過ぎたこと

ウン万円のブランドバッグを売る店が、格安のバッグを出したら、
そこだけで飛びつくってのもあるんですけど、
この限定プレミア感が、
金の臭いのする商材を探しているヒトも引き付けます。

ネットオークション見てきました。
９００件ほどのアニヤのバッグが出てました。
“アニア”とかブランド名もちゃんと知らないような記載があったり、
明らかに転売目的での購入です。
で、十数倍の値がついてるのもあるんです。

ひとり１点までだったら、より転売されずに
もっと多くの並んだヒトに行き渡ったのではないか？

先日の東京の騒動もテレビで見てても、
オシャレガールを目指す女子以外に
明らかにアニヤに全くの興味がなさそうなオッサンやらオバハンも。
っていうかゲスイ。

…全くエコを感じない。

エコバッグというのは、スーパーで簡単に手に入れられることが
前提だと思うんですね。
エコバッグとしての理想は、紀伊国屋やイカリスーパーレベルのバッグです。
だから、アニヤさんがこの志を続けるなら、
オークションの価値を無くすためにもこのバッグをずっと作り続けるべきです。